成人式に、華やかな振袖を着て思い出に残したい、という方は多いでしょう。
そのような方には、赤い振袖がおすすめです。
赤は、成人式というたった一度の機会をひと際華やかに彩ってくれます。
ただ、赤は似合う人が分かれ、目立つ色のために着こなしにもポイントがあります。
この記事では、赤い振袖が似合う人の特徴や、着こなしのポイントなどについて、詳しくご紹介します。
成人式で赤い振袖が人気の理由
赤は、日本人の肌に馴染みやすく、外れにくいことから人気があります。
朱色やワインレッドなど、種類も豊富にあるため、自分に合う赤が選びやすいことも人気の理由の一つです。
時代を超えて愛される定番カラーで、母親から譲り受けたママ振袖が赤だったという人もいます。
成人式で選ばれるのは、「結婚式や披露宴では着にくいから」ということも、理由として挙げられるでしょう。
結婚式や披露宴は、振袖を着られる数少ない機会ですが、花嫁と被ることから赤を避ける傾向があります。
赤は派手で付けづらいという人もいますが、成人式が赤い振袖を着られる貴重な機会ということで、着たいと考える人が少なくありません。
赤い振袖が持つイメージ、与える印象とは
赤い振袖が持つイメージや、人に与える印象は、下記のようなものがあります。
溌剌として明るい、華やか
赤い振袖は見る人に、溌剌として明るいといった前向きな印象を与えてくれます。
赤そのものが、生命力や活力、情熱などポジティブなイメージを連想させる色のためです。
赤い振袖を着ることで、「元気さ溢れる人」や「積極的で明るい人」など、より良い印象を作ることができます。
赤い振袖を着る自分自身も、前向きな気持ちにしてくれるでしょう。
また、赤はひと際目を引く、目立つ色です。
堂々と着こなせば、「おしゃれで華やかな人」という印象も与えることができます。
赤い振袖は、前向きな気持ちで成人式を迎えたい人や、成人式という特別な日を華やかな振袖で彩りたい人におすすめです。
魔除けや厄除けになるので縁起が良い
赤い振袖は、縁起物のため、おめでたい印象を作ってくれます。
おめでたい色といえば紅白と知られるように、昔から赤は縁起が良い色として扱われてきました。
また、諸説あるものの、赤という色には魔除けや厄除けの力があるとされています。
神社の鳥居が赤に塗られているのも、赤が太陽や火などをイメージさせる色で、魔除けや厄除けの効果があると信じられているためです。
赤い振袖は、成人式にぴったりという印象を与え、その日らしい装いであることを強調してくれます。
赤い振袖が似合う人の特徴とは?
赤い振袖が似合う人は、下記のいずれかに当てはまる人です。
はっきりした顔立ちの人
赤い振袖が似合いやすいのは、はっきりした顔立ちの人です。
赤はインパクトがある色のため、顔の印象を薄めてしまうことがあります。
そのため、鼻筋が通っている人や顔の印影が濃い人、しっかり眉の人だと、赤い振袖に負けない印象になりやすいのです。
ただ、はっきりした顔立ちでなくても、メイクで対応できます。
そのため、はっきりした顔立ちでない人でも、赤い振袖を諦める必要はありません。
肌が色白の人
赤い振袖は、肌が色白の人とも相性が良いです。
色白の肌は、赤い振袖とのコントラストを生むため、より印象的な美しさを演出してくれます。
パーソナルカラーがイエローベースでもブルーベースでも、色白であれば赤い振袖は似合いやすいのでおすすめです。
ただ、色白に見せるメイクもあるため、色白でない人でも問題はありません。
日焼けしてしまったという人は、日焼けが戻るまでに1ヶ月ほどかかるため、成人式までにお肌のケアを徹底すると良いでしょう。
性格が明るい人
赤い振袖は、性格が明るい人にも似合います。
赤は太陽やエネルギーなどを連想させる色のため、ポジティブで明るいイメージとかけ離れていない人が似合いやすいです。
よく笑う人や社交的な人、元気な人など、明るい性格であれば、イメージカラーとして赤を選ぶのがおすすめです。
また、普段からおしゃれに気を使っている人も、「華やかな人」や「綺麗な人」という印象が周囲に根付いています。
そのため、目立ちやすい赤を選んでも違和感がなく、周囲に受け入れられるはずです。
赤い振袖は人と被りやすい?
赤い振袖は人気があるため、他の人と被ってしまいがちなことに注意が必要です。
おしゃれに着こなしていても、他の人と似たり寄ったりになってしまうと、印象がぼやけてしまいます。
そのため、被らないように個性を出していくことが求められます。
例えば、定番の赤を避けると良いでしょう。
パーソナルカラーに合わせて深紅やバーガンディ、茜色や臙脂色、唐紅(からくれない)などを選ぶと、個性が演出できます。
他にも、帯締めをベルトに変えたり、半衿に洋風なレース柄を選んだり、バッグを現代風のものから選んだりなど、小物選びでも差を付けることができます。
パーソナルカラーごとに見る赤い振袖選び
人によってパーソナルカラーが違い、パーソナルカラーで赤色の選び方も違います。
それぞれの選び方について見ていきましょう。
イエローベース春
イエローベース春に分類される人は、全体に黄色みや温かみがある、明るめの肌が特徴です。
黄色みがある肌との相性が良いのは、同じく黄色が含まれている赤や、鮮やかでくすみのない赤です。
春をイメージさせる、チューリップのような色というとイメージしやすいのではないでしょうか。
黄色みがあるスカーレット(緋色)、オレンジがかった朱色、赤珊瑚のコーラルレッドやバーミリオンなど、全体的にくすみがない赤がおすすめです。
フレッシュな質感の肌を活かすためにも、メイクは軽さと薄さを意識しましょう。
ブルーベース夏
ブルーベース夏に分類される人は、全体に青みや冷たさがある、明るめの肌が特徴です。
色白と聞いて、イメージされやすいのがブルーベース夏でしょう。
色白の印象に近いため、赤は全般的に似合いやすいですが、くっきりとした鮮やかな赤は不得意です。
例えば、ピンクの薔薇に近いローズレッドは淡く、似合いやすい赤といえるでしょう。
他にも、紅色やチェリー、鮮やか過ぎない暗めのアンティークレッドなどが合いやすいためおすすめです。
ガーリーで可愛らしい印象が作りたければピンク系、落ち着いた上品な印象を作りたければ暗めなど、作りたい印象に応じて赤を使い分けることがポイントになります。
イエローベース秋
イエローベース秋に分類される人は、全体に黄色みや温かみがある、しっとり暗めの肌が特徴です。
黄色みがはっきり感じられる赤が似合い、大人っぽい雰囲気を活かすなら茶色みがあるこっくり系の赤、深みのある落ち着いた赤が理想です。
鮮やかさを求めるなら完熟トマトのようなトマトレッド、落ち着いた印象を作りたいならレンガを思わせるブリックレッド(鳶色)、オレンジ色に近い朱色などを選びましょう。
明るすぎる赤を選んでしまうと、肌の色との対比で浮いた印象になってしまうため、注意して赤を選びましょう。
ゴールドも合うので、ゴージャスさを出したいときには小物や柄などにゴールドが使われたものも検討してみてください。
ブルーベース冬
ブルーベース冬に分類される人は、全体に青みや冷たさがある、上品さとクリアさ感じられる肌が特徴です。
青みがある色合いを得意としているため、臙脂色(えんじいろ)に分類されるような、紫に近い赤が特に似合います。
他にも、ワインレッド(葡萄茶)、ボルドー、バーガンディなどが、相性の良い赤として挙げられるでしょう。
これらは暗く深い色合いのため、上品で落ち着いたイメージを作ってくれます。
上品な色合いで、古風な古典柄が似合いやすく、特徴的な色合いでもあるので個性が演出しやすいといったメリットがあります。
黒も合うので、小物や柄に黒が入っているものも検討してみてください。
赤い振袖が映えるコーディネート方法
赤い振袖が映えるコーディネート方法は、主に下記の3つです。
大人コーデ
深みのある赤い振袖が似合う人は、大人っぽさを演出するコーデが向いています。
古典柄と組み合わせると、より上品で落ち着いた印象に仕上がります。
かえって大人びた印象になり過ぎてしまう人は、モダン柄と組み合わせると古めかしさが緩和され、おしゃれな印象にまとまりやすいです。
振袖の柄は、色を含めて派手過ぎないものを選ぶと良いでしょう。
帯に黒や白のような上品なモノトーンを選ぶことで、引き締まった印象を作ることもできます。
ガーリー系
鮮やかな赤い振袖が似合う人は、ガーリーで可愛らしい雰囲気を作るのに向いています。
可愛らしさを演出したい場合は、振袖の柄に丸みを帯びたモチーフを選ぶと良いでしょう。
また、さまざまな色が使われた多色系の柄であれば、カラフルな小物との相性も良く、おすすめです。
子どもっぽく見えそうと心配な人は、柄は落ち着いた古典柄にしたり、衿に黒を持ってきたりして、引き締めるといった対策をしてみましょう。
正統派
成人式らしい正統派なコーディネートをしたい人は、色だけでなく柄に注目してコーデをまとめてみてください。
柄が全体に入った豪華な古典柄の振袖は、ハレの日に相応しい華やかさと、フォーマルな雰囲気を持ち合わせています。
地色の赤がかえって目立たなくなるため、「赤い振袖を着たいけど、赤が似合いにくくて…」という悩みを持つ人も着やすいのが特徴です。
帯の色を白にすることで、紅白でおめでたい印象にしながら、赤色の主張の強さを弱めることもできます。
赤い振袖をおしゃれに着こなすためのポイントとは?
赤い振袖をおしゃれに着こなすためには、さまざまなポイントがあります。
下記の7つのポイントを押さえてみましょう。
柄に注目することも大事
赤い振袖を選ぶときは、柄にも注目して選びましょう。
柄で印象が変わるのはもちろん、柄に使われる色も、ゴールドや白、黒などさまざまです。
そのため、柄の色とパーソナルカラーの相性も見る必要があります。
また、柄の見え方も押さえておきましょう。
カラフルな柄が全体的に入っているタイプの振袖は、ゴージャスに見えやすいです。
一方、柄が数か所に入っているシンプルな振袖は上品に見え、さまざまな小物と合わせやすいという特徴があります。
他の人と被らないようにと考えるなら、伝統的な古典柄だけでなく、近年取り入れられたモダン柄から選ぶことも検討してみましょう。
ネイルは落ち着きが感じられる色、デザインに
赤い振袖を引き立てるために、ネイルは控えめにするのがポイントです。
具体的には、落ち着きが感じられる色で、シンプルなデザインにすると良いでしょう。
振袖と同じ赤系や、白や水色など、赤と相性の良い単色のネイルがおすすめです。
さまざまな色が使われたカラフルネイルだと、全体のバランスが取りにくくなってしまいます。
また、古典柄のような和柄を取り入れたネイルであれば、振袖との統一感を出しながら個性を演出できます。
ただし、和柄を取り入れる場合でも、ネイルの印象が強くならないように注意が必要です。
ストーンやラメなどで飾り過ぎたり、ジェルネイルの厚さや長さを出し過ぎたりしないようにすると良いでしょう。
メイクは濃く、同色が映えやすい
赤い振袖に合わせるなら、メイクは濃く、振袖と同色を意識して使うのが基本です。
赤い振袖は、顔立ちがはっきりした人に似合いやすいです。
そのため、メイクを濃くすることで、赤い振袖と引き立て合い、全体のバランスが取れた印象を作れます。
アイラインを引いてくっきりとした目に見せたり、アイシャドウやシェーディングで顔の陰影を濃くしたりすると良いでしょう。
もともと顔立ちがはっきりしている人は、メイクが濃くなり過ぎないように注意してください。
また、リップやチークは、自分のパーソナルカラーに合った赤を選びます。
選んだ振袖と同色か、それに近い赤であれば、振袖とメイクがまとまった印象になるでしょう。
なお、肌質でツヤ肌メイクが似合う人と、マット肌メイクが似合う人に分かれます。
肌質に合わないメイクは、濃いと悪目立ちするため、セルフメイクをする人は肌質とメイクの相性を考えて化粧下地やファンデーションなどを選んでください。
髪色は落ち着いた色がおすすめ
赤い振袖と合わせるなら、髪色は落ち着いた色にするのがおすすめです。
具体的には、黒髪や茶髪、灰色がかったアッシュなどを選ぶと良いでしょう。
黒髪は赤い振袖全般と相性が良く、自分も振袖も美しく見せてくれます。
イエローベースの人が染めるのであれば、オレンジブラウンやレッドブラウンなどの茶髪がおすすめです。
ブルーベースの人は、ダークアッシュやグレーアッシュなどの灰色がかった髪色だと、赤い振袖と良く馴染みます。
別の髪色に染めている人は、成人式までに染め直すことも検討してみてください。
髪型はアップスタイルが定番
赤い振袖に合わせる髪型は、髪を全て上げるアップスタイルが定番です。
例えば、お団子ヘアやシニヨンヘアだと、赤い振袖が髪で隠れずに映え、首元がすっきり見えます。
ボリュームを出す位置は、上側だと可愛らしい印象を作りやすいため、ガーリー系にまとめたい人は検討しましょう。
また、カールアップのように、巻くタイプのアップスタイルは、抜け感が出ておしゃれに見えるため、大人コーデにまとめたい人におすすめです。
個性を出したい人は、サイドを編みこんだり、レトロな雰囲気を出すために三つ編みにしたりというのも手です。
髪色や髪飾りでも印象が変わるため、振袖をレンタルするお店のスタッフや美容師などに相談してみましょう。
帯は色柄の合わせ方に注意
帯は、全体の印象をがらりと変えてしまうため、どう合わせるかが重要です。
体の中心に近くあって目立つため、色柄を振袖と同じくらいに慎重に選ぶ必要があります。
大人っぽく仕上げたい場合は、黒や白などのモノトーンを選びましょう。
全体が引き締まって、上品な印象になるためおすすめです。
一方、可愛らしいガーリーなコーディネートにする場合は、薄い色にすると主張が強くなりません。
また、ゴールドの柄模様が入っている帯は、ゴージャスな印象に仕上がります。
個性を演出したい人は、差し色になっておしゃれに見えるため、振袖の柄に使われている色と帯の色を揃えるといったテクニックも使ってみてください。
小物は赤系でまとめるのが無難
全体的な雰囲気をまとめるのであれば、草履やバッグ、帯揚げや帯締めなどの小物類は、振袖と同じ系統の赤で揃えるのが無難です。
赤にまとめることで、すっきりと洗練された雰囲気になります。
次点で、赤色と相性が良いモノトーンの白や黒、同系色のブラウンやオレンジ、反対色のネイビーやカーキなどがおすすめです。
振袖の柄に使われている色と、小物類の色を揃えても、差し色として統一感が出ます。
また、顔に近い場所に使う半衿は、赤い振袖に合わせるなら白や山吹色、桜色などが定番です。
パーソナルカラーや、コーディネートの方向性を考慮して、色選びをすると良いでしょう。
個性を演出するなら、バッグに派手めなゴールドやシルバーを選んだり、草履に上品な黒や紫を使ったりすることも検討してみましょう。
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この記事では、赤い振袖が似合う人の特徴や、具体的なコーディネート、着こなしのポイントなどについてご紹介しました。
赤い振袖は、はっきりした顔立ちの人や、色白の人、明るい性格の人などに似合います。
ただ、もともと赤は日本人の肌に合いやすい色です。
顔の陰影や肌の白さも、メイクで印象を変えることができるため、実際には多くの人に似合う色といえます。
人気色のため、成人式に選ぶ方も多いです。
他の人と印象が被ることが心配な方は、上記のポイントを参考に、個性を演出しつつチャレンジしてみてください。
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