振袖をレンタルするか購入するか、迷っている方は多いでしょう。
振袖はレンタルにも購入にも、どちらにもメリットとデメリットがあります。
この記事では、レンタルと購入のメリットとデメリットを比較し、振袖選びのポイントや、よくあるお悩みなどについても詳しくご紹介します。
振袖のレンタルと購入で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
振袖をレンタルするメリットとは
まずは振袖をレンタルするメリットから見ていきましょう。
主なメリットは4つです。
購入と比べ安く抑えやすい
振袖は、購入するよりもレンタルした方が、費用を安く抑えられます。
レンタルでは、髪飾りやバッグなどの和装小物まで揃えても、振袖購入の半額ほどに抑えられることが多いです。
レンタル時も購入時も、写真撮影や着付け、ヘアセットなどでも費用がかかります。
それらを考えると、レンタルが断然リーズナブルといえるでしょう。
管理の手間がない
振袖の管理の手間がないのも、レンタルならではのメリットです。
振袖は管理が難しい服の一つで、放置すると虫食いやシミなどのおそれがあります。
保管場所を用意して、時折お手入れをする必要があり、安易な気持ちでは購入に踏み切れません。
レンタルならそもそも管理が不要なため、高級な振袖でも気軽にレンタルすることができます。
新しい振袖が着られる
レンタルなら、毎年のように新しい振袖が入荷されます。
新しくて綺麗な振袖、流行の振袖、人気の振袖など、自分が着たいものを選べます。
購入した場合はその1点からしか選べませんが、レンタルなら次に振袖を着るときは別の色柄に挑戦といったことも可能です。
選択肢の多さはレンタルならではのメリットといえるでしょう。
返却すれば良いだけなので手軽
振袖のレンタルは、着終わった後は返却するだけなので手軽です。
クリーニングに出さずに済むことがほとんどで、着用中は汚さないよう気を付け、軽い汚れ程度なら柔らかい布でやさしく叩いて落とすだけで構いません。
専門的なクリーニング業者が丸洗いをして汚れを落とし、丁寧にシミ抜きなど行ってくれます。
自分で振袖をお手入れする必要もないため、返却後はゆっくり休んで、普段通りの生活に戻れるので気も楽です。
振袖をレンタルするデメリットとは
振袖をレンタルするデメリットは、4つ考えられます。
何度も着るなら購入の方がお得になることも
何度も着る場合は、振袖を購入した方がお得になることもあります。
レンタルは購入よりも安いものの、複数回レンタルすれば、購入費用を上回ってしまうこともあるためです。
振袖を着られる機会は、卒業式、成人式、結婚式、初詣など、さまざまです。
安く済ませたいと思ってレンタルをするのであれば、何回振袖を着る予定があるかを数え、購入費用と比較する必要があります。
サイズが合わない場合はオーダーレンタルが必要
振袖のサイズが合わない場合は、オーダーレンタルが必要になることがあります。
オーダーレンタルとは、サイズ調整をした振袖をレンタルすることです。
基本的にレンタル用の振袖は、どのような方でも着やすいように、標準的な体型に合わせて作られています。
そのため、体が平均よりも大きい方や小さい方などは、選択肢が限られてしまうことがあるのです。
オーダーレンタルは費用が高くなりがちで、人によってはデメリットとして感じられるかもしれません。
どれだけ気に入った振袖も自分のものにできない
どれだけ気に入った振袖も、レンタルでは自分のものにはできません。
一度振袖を着ると、その美しさに惚れ込んだり、思い出の品として手元に置いておきたくなったりすることがあります。
特にオーダーレンタルをした方は、自分用に調整された振袖の着やすさで、愛着が湧きやすいでしょう。
しかし、レンタルはあくまでも借り物でしかなく、どれだけ気に入っても自分のものにならないというデメリットがあります。
流行・人気の振袖はやや高め
流行の柄や人気の柄などは、レンタル費用が高くなることがあります。
注文が殺到するため、基本的には定番の柄よりも高くなるでしょう。
同様に、新作の振袖も、使用感がなくて人気が高いことから高くなりがちです。
購入するよりは安いですが、こだわって流行の柄や人気の柄を選びたい方にとっては、割高なことに不満を覚えてしまうかもしれません。
振袖を購入するメリットとは
では、振袖を購入するメリットはどのようなものがあるでしょうか。
4つのメリットを見ていきましょう。
気に入った振袖を自分のものにできる
購入なら、気に入った振袖をずっと手元に置いておけます。
レンタルの振袖は、流行が完全に過ぎてしまったり、汚れや破損が酷かったりした場合は店舗の判断で処分されてしまうため、一期一会です。
購入は、色柄が気に入って、どうしても欲しいと思えるような振袖と出会ったら検討したい方法といえるでしょう。
いつでも好きなときに着られる
振袖を購入すれば、自分の好きなときに着られるのは大きなメリットです。
成人式以外でも振袖を着られる機会は多く、観光地での着物散歩や着物デートにも使うことができます。
何度も着れば、複数回レンタルするよりもコストパフォーマンスが良くなります。
そのため、何度も着る予定がある方にとっては、メリットが多いといえるでしょう。
姉妹や自分の娘、孫などにあげられる
購入した振袖は、自分で着るだけではなく、誰かにあげることもできます。
自分の資産となった振袖は、当然ながらその扱いが自由です。
自分で着られなくなっても、将来的に自分の子供や孫ができたときに、譲ってあげられるのはメリットといえるでしょう。
あげなくても、姉妹で共有したり、親戚に貸したりすれば、成人式や卒業式などの費用を浮かせられます。
思い出の品として残せる
振袖を思い出の品として置いておけるのも、メリットの一つです。
かけがえのない方たちと過ごす成人式や卒業式は、忘れられない特別な思い出になることもあります。
そんな一日を彩るために選んだ振袖は、思い出深いものに感じられ、レンタルだと返すのが惜しいと感じられるかもしれません。
記憶に残るだけでは足りない、写真撮影でも不十分と感じられる方にとって、購入は検討したい方法の一つといえます。
振袖を購入するデメリットとは
振袖を購入することにはデメリットもあります。
主なデメリットを4つ確認しましょう。
レンタルよりは高額になりやすい
振袖を購入すると、どうしてもレンタルより高くなってしまいがちです。
安い振袖もありますが、振袖を着こなすために帯や肌襦袢、足袋などを揃えると、想像以上に高くなってしまうことがあるでしょう。
また、着付けやヘアセットの方法がわからない方だと、毎回着付けやヘアセットの費用が必要になってしまいます。
レンタルか購入か悩んでいる方は、さまざま費用を考慮して、慎重に選ぶことが大切です。
管理する手間や費用がかかる
購入した振袖は、管理する手間や費用がかかります。
振袖は、直射日光が当たらず風通しが良い場所を探し、桐の衣装ケースに入れて保管しなければなりません。
「たとう紙」に包んだり、湿気や防虫対策をしたり、着た後はお手入れもしなければいけないため、管理には気を遣います。
専門のクリーニングに出す費用もかかり、振袖が好きな方じゃないとダメにしてしまう可能性があるのです。
気に入った柄が流行遅れになることも
気に入った柄が、流行遅れになってしまうことも、デメリットの一つでしょう。
購入当時に流行していた最新の振袖でも、時間が経てば流行遅れになってしまいます。
着物に詳しい方であれば、流行遅れの色柄は一目でわかってしまうものです。
「自分の好きな色柄だから」と気にしない方は良いですが、流行が気になってしまう方は、振袖の流行が一巡するのを辛抱強く待つ必要があります。
長く着るためには自分が好きな色柄を選びにくい
振袖を長く着ようと考えていると、自分の好きな色柄を素直に選べないこともあります。
例えば、成人式以外にも着ていこうと考えている方です。
未婚女性の第一礼装に当たる振袖は、結婚式のようなフォーマルな場所にも着ていけます。
しかし、フォーマルな場では、牡丹柄や吉祥文様など古典柄が無難で着やすく、お嫁さんや親族と被る白や黒は着にくいです。
長く着ることや、さまざまなシーンで着ることを考えると、自分が好きな色柄は選びにくいことがあります。
振袖のレンタルと購入、結局どちらがおすすめ?
レンタルと購入で悩んだとき、基準にしやすいのは「振袖を着る回数」です。
何回も着る予定がある方は購入も選択肢に入れたいですが、成人式の1回しか着る予定がない方は、基本的にレンタルがおすすめです。
購入した振袖は、着られなくなったときのことを考えると、デメリットは大きいといえるでしょう。
いざとなれば姉妹や従姉妹などに譲ることはできますが、体型が大きく違うと振袖が合わないこともあるため、購入は慎重に行う必要があります。
レンタル振袖ならそういった心配がなく、費用が安く抑えられる、流行の振袖を着られる、面倒な振袖の管理がないなど、多くのメリットを感じられるはずです。
自分に似合う振袖を選ぶポイントは?
振袖レンタルで、自分に似合う振袖を選ぶためには、以下の3つのポイントを押さえましょう。
来店予約をして振袖を合わせる
自分に合った振袖を選ぶためには、まず来店予約をして、振袖を見てみることが大事です。
振袖レンタルは、予算や好みに合った振袖を、店員と相談して決めるのが基本です。
お店にもよりますが、中には、振袖の試着までさせてくれるところもあります。
インターネットで簡単に振袖の予約ができるお店も多いですが、写真と実際に見る振袖とでは印象が変わり、肌の色と合わせてみないと似合う振袖はわかりません。
気になる振袖が見つかったら、誰かに予約されてしまう前に、来店予約から始めてみましょう。
予算を店員に伝え、相談する
来店した際、予算が決まっているのであれば、店員に伝えて相談するのがおすすめです。
あらかじめ伝えておけば、予算を超えた振袖を紹介されるといったこともなく、スムーズに話が進みます。
予算内で自分に似合う振袖はどれか、オプションに何が付けられるのかなど、詳細も決まりやすくなるでしょう。
また、料金には着付けやヘアセットまで含まれるのかといったことも確認でき、お互いの認識の相違からくるトラブルを減らすことが可能です。
直感的に選ぶことも大切
自分に似合う振袖は、直感的に選ぶことも大切になってきます。
なぜなら、振袖の種類はかなり多く、普段なかなか着ないもののためです。
「今の流行はこの色柄で…」「お客様のパーソナルカラーならこちらの色もお似合いで…」など、店員の話を聞いているうちに、一層迷ってしまうかもしれません。
そのようなときは自分の直感を頼って、最初に良いと思ったものを選ぶのがおすすめです。
直感は感覚的な判断ですが、自分の体験や記憶を基にしており、合っていることも珍しくありません。
自分に合った振袖がわからなくなったり、どうしても決めきれなかったりしたときは、思い切って直感を頼ってみてください。
振袖レンタルのよくある疑問・お悩み3選
ここでは、振袖レンタルに関してよくある疑問や、お悩みを見ていきましょう。
成人式当日、着付けやヘアセットの時間はどうなっているの?
成人式当日の着付けやヘアセットは、先着順とされていることが多いです。
そのため、あまり遅いタイミングで予約すると、良い時間が埋まってしまうことがあります。
場合によっては、成人式当日の早朝3~4時のような、早い時間に着付けやヘアセットが入ってしまうこともあり得ます。
振袖レンタルは、成人式の3年前など、かなり早い段階から予約を受け付けているので、早めに行動することが大事です。
早めに予約したら、好みや流行が変わらないか不安…
振袖を早く予約すると、成人式前に振袖の好みや流行が変わっていないかと、不安になる方も多いでしょう。
振袖レンタルは、成人式の数年前から予約が開始され、1年前には予約が埋まった状態ということも珍しくありません。
しかし、基本的に好きな色柄や好みの雰囲気などは大きく変わらないため、心配する必要はありません。
また、着物の流行は洋服に比べると入れ替わりが遅めで、店員が予測を立てて似合う振袖を選んでくれるので、安心できます。
振袖を購入しないと困ることはある?
振袖を購入しなかったことで困ることや後悔することがあったら……と迷ってしまう方もいるかもしれません。
振袖を着られるシーンはさまざまで、卒業式、親族や友人の結婚式、初詣、職場の仕事はじめなどがあります。
しかし、いずれのシーンも、振袖が必須というわけではなく、ドレスやスーツなどでも代用できます。
必要と思えば振袖は再度レンタルできるため、振袖を購入しなかったからといって困ったり後悔したりという事態はありません。
振袖のレンタルはぜひ振袖Fe.memeへ
振袖をレンタルするか購入するかは、多くの女性が悩んでしまう事柄です。
しかし、着る回数を基準に考えれば、レンタルと購入どちらが良いかは見えてきます。
振袖を何度も着る予定がある方でない限りは、基本的に振袖のレンタルがおすすめです。
日頃の管理の手間がなく、そのときに自分に合った振袖を選べるなど、メリットが多くあります。
振袖Fe.memeでは、成人式を華やかに彩る、上質な振袖を数多く揃えています。
北海道から九州まで全国的にお店があり、レンタルから購入まで可能ですので、ぜひこの機会にご予約下さい。