成人式が近づくと振袖の広告が増え、軽くチェックしただけでも魅力的な色や柄が多く、迷ってしまいがちです。
成人式は一生に一度の催しであり、そこで着る振袖は絶対に失敗したくないという方も多いでしょう。
今回は、失敗しない振袖の選び方についてお話します。
自分に似合う運命の一着を探している方は、ぜひチェックしてください。
- 失敗しない振袖の選び方①:まず自分の好みをはっきりさせる
- 失敗しない振袖の選び方②:色はパーソナルカラーに合わせる
- 失敗しない振袖の選び方③:柄は身長や体型を意識
- 失敗しない振袖の選び方④:周囲の意見も聞いてみる
- 失敗しない振袖の選び方⑤:小物選びも気を抜かずに
- 自分に似合う振袖を選んで、特別な成人式に
失敗しない振袖の選び方①:まず自分の好みをはっきりさせる
振袖を購入またはレンタルしようと呉服店を訪れてみると、その色柄の豊富さに圧倒されてしまい、結局は無難なデザインを選んでしまって後悔する方も少なくありません。
まずは、自分好みの振袖のデザインをイメージするところから始めましょう。
好みの和装メイクやヘアスタイルを探して、それに似合う振袖はどれなのかといった選び方でも構いません。
こまかなデザインまで選べなくても「伝統的な雰囲気が好み」、「パステルカラーの振袖が良い」といった、大まかなイメージだけでも固めておくことをおすすめします。
「かわいい系」、「大人っぽい系」といった系統だけでも店員に伝えておけば、いくつか候補を提案してくれるはずです。
失敗しない振袖の選び方②:色はパーソナルカラーに合わせる
最近ではメイクやファッションを楽しむ際に、パーソナルカラー診断の結果を参考にする方が増えています。
パーソナルカラー診断とは、その人が生まれ持った髪や肌、瞳の色から、個性を引き立てる色がわかる診断のことです。
診断から導かれたパーソナルカラーは、4つの種類に分かれます。
自分の雰囲気に合った色のため、肌なじみが良いだけでなく顔色が明るく見えたり、くすみなどを見えにくくしてくれたりするうれしい効果が得られます。
パーソナルカラー診断はスマホアプリでも簡単にできるので、気になる方はチェックしてみましょう。
各タイプの特徴をご紹介します。
1.スプリング(春)タイプ
黄色味を帯びたイエローベースの明るい肌の持ち主
おすすめしたい振袖の色:朱赤・萌黄色・珊瑚色が似合う
2.サマー(夏)タイプ
青みを帯びた透明感のあるブルーベース肌の持ち主
おすすめしたい振袖の色:明るい空色・ラベンダー・ローズ系のピンク
3.オータム(秋)タイプ
スプリングタイプよりも少し暗めのイエローベース肌の持ち主
おすすめしたい振袖の色:からし色・抹茶色・紅葉を思わせる深いオレンジ系
4.ウインター(冬)タイプ
クールな印象のあるブルーベース肌の持ち主
おすすめしたい振袖の色:紺色・黒色・瑠璃色
また、振袖で最も多い色は今も昔も変わらず「赤」です。
その理由としては、赤は魔除けの色であるという説があげられるでしょう。
「自分のパーソナルカラーに赤は似合わないかも……」と思う方もいるかもしれません。
しかし、各パーソナルタイプに合う、絶妙なニュアンスの赤があります。
機会があればぜひ探して、試着してみましょう。
失敗しない振袖の選び方③:柄は身長や体型を意識
振袖の柄は、基本的に自分の好きなものを選んで構いません。
しかし、振袖の柄の大きさや入り方は、身長や体型に合わせて選んだ方がバランス良く見えるでしょう。
柄の大小や入り方については、下記のポイントを参考にしてください。
身長にあった振袖の選び方
身長が高い方は、振袖の柄が見える面積が大きくなります。
そのため、大きめな柄やパッと目を引くような派手な柄が似合うでしょう。
色もくすんだ色合いよりも、はっきりとした濃い色合いの振袖をおすすめします。
小さな柄を選んでしまうと、少々寂しい印象を与えてしまいそうです。
反対に小柄な方には、小さめの柄をおすすめします。
また、パステルカラーといった明るめの色合いの振袖を選べば、可愛らしい印象に仕上がります。
・大きな柄……背が高い方におすすめ。
小柄な方が大きな柄を選ぶときには、帯で見えなくならないか確認する。
・小さな柄……小柄な方におすすめ。
背が高い方が選ぶときには、小さな柄の中にもポイントとなるような目を引くモチーフが入っている振袖を選ぶと良い。
体型(スタイル)に合った振袖の選び方
スリムな体型の方は存在感のある柄を選びましょう。
色は明るい方がボリュームが出て、より華やかに見えます。
逆に黒に近い色合いの振袖は、さらにスリムに見えてしまうことがあるので注意しましょう。
また、ショールや印象的な髪飾りなどをうまく使って、上半身にボリュームや視線を集めるようにすると、バランスが良くなります。
そして、ぽっちゃりした体型の方は濃いめの色がオススメです。
また、柄の入り方もシンプルな方がすっきり見えるでしょう。
モダン柄の振袖に多いストライプ柄もおすすめです。
・強くはっきりとした柄……ぽっちゃり体型または背が高い方におすすめ。
全体にメリハリが出る。スタイルがさらに良く見える。
・全体的に淡い色柄……スリムな方や小柄な方におすすめ。
ボリュームが出て、より華やかに見える。
失敗しない振袖の選び方④:周囲の意見も聞いてみる
どうしても自分では判断できないときには、第三者に意見を聞いてみるのも良いでしょう。
例えば家族や友だち、恋人などがあげられます。
いつも一緒にいる人は、案外自分よりも似合う色やデザインを知っているものです。
候補の振袖写真を送信して、その中から選んでもらうと良いでしょう。
また、店員に聞いてみるのも手です。
経験豊富な店員であれば、あなたに似合う系統の振袖をいくつか提案してくれるでしょう。
近年人気のある振袖の傾向も教えてくれるはずです。
失敗しない振袖の選び方⑤:小物選びも気を抜かずに
振袖選びで気を付けたいのが、小物類です。
草履やバッグ、髪飾りなどは、振袖の色柄を意識して選びましょう。
基本的に小物類は、振袖の色柄に使われている色でまとめると全体が整ってみえます。
逆にアクセントとして小物類を使いたいのであれば、正反対の色を指し色程度に取り入れると個性的に見えるでしょう。
もし手元に振袖を着るときに使いたい小物類がある場合は、そこから振袖を選ぶ方法もおすすめです。
自分に似合う振袖を選んで、特別な成人式に
ここまでお話した通り、肌の色や身長、体型などで似合う振袖が異なります。
自分には似合わない色合いだと感じるものであっても、微妙なニュアンスや柄の入り方によってはバランス良く見えることもあります。
自分が着たいと思うイメージが決まれば、実際に振袖を見に行くと良いでしょう。
今回紹介した選び方を参考に、自分に合った華やかな振袖で特別な日を迎えてください。